2016年05月23日
★油性ボールペンは滲みますか?回答編★

前回先送りにした
油性ボールペンで描いたイラストに色をつけたら滲むのか?
という大実験の結果をご報告いたします。
だれ?ただの自己満足企画とかいったのは?。
ひまじゃない、 暇じゃないのよ!
はい、と云うことで、店内にある油性ボールペンで実験しました。


左の黄色い部分は呉竹の水彩リアルブラッシュで塗りました。
右の肌色の部分はTOOの油性ブラッシュ コピックで塗りました。
真ん中の部分は水でかなりひたひたにぬらしてみました。
さすが油性、水には動じない!
文字を描いてから五分程度しか置いていないので、しつこく色を塗るとこすれて黒っぽくなるかもしれませんが、
ほとんど気になりません。
黄色と云う、黒が目立つ色で塗ったにも関わらず、きれいに発色している点をみれば合格でしょう。
同じように水でぬらした部分にも滲みはありませんでした。
油性、水分には圧勝です。
次に、コピックです。
油性の線に油性のブラッシュで色を塗る。
もう、聞いただけで滲みそうですよね。
ですが、今回は「滲んだ~!」と云う程の溶けだしはないように見られました。
線が細いからか、ぬりかたが優しかったからか。
ただ、ジェットストリームはダメでした。滲むというより、縫った方向に向かって流れたように黒い線が現れます。
コピックのペン先も汚れます。
あとはアクロボールもほわっと流れました。
どうやら最新の低粘度インクは溶けだすようです。
せっかくの描き心地ですが、色をぬるつもりのイラストには不向きと云うことになりました。
逆に、昔からある普通の油性ボールペンは滲みも流れも少ないようです。
ただ、やはり重ね塗りをすればアルコールインキに溶けだす可能性があります。
画像の中で一つ、だらだらに滲んでいるのは
直液式のVボールと云うペンです。
これは水性でしかも液体状のインクが胴体に詰まっている何ともアグレッシブなペンです。
昔からあります。
万年筆のような書き心地と、潔く大量供給されるインクが魅力の一品。
ただ、それゆえに、水には弱いです。
油性のコピックには大丈夫なようでした。
次回はボールペンでマニアックなイラストを描いたらどうなる?
をお送りします。
ひ、ひ、暇じゃないんですよ!
BY あまがえる